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2010.06.21

どのような種類の訴訟がありますか?

 訴訟は、相手方に対して金銭の支払いを求める場合以外にも提起できる場合があります。例えば、ある会社の株主又は取締役であるにもかかわらず、当該会社から株主又は取締役として扱われていないような場合に、当該会社に対して、自らの株主又は取締役としての地位を確認する訴訟等があります。

 また、出版社から名誉を毀損された人が、その出版社に対して、雑誌の紙面で謝罪することを求めて、訴えを提起しているといったニュースをご覧になったことがあると思います。このような訴訟は、謝罪広告請求訴訟といわれます。また、土地の境界に争いがあるような場合に、境界の画定を求めて提起する訴えは、境界確認訴訟といわれます。

 珍しいものには、親子関係不存在確認請求訴訟というものがあります。戸籍上は、親子関係とされているものの、実際には親子関係がないとして、戸籍上の親が戸籍上の子供に対して、提起する訴えです。一般的には、妻の不倫を疑って、夫が子供のDNA鑑定をしたところ、自分の子供ではないことが判明した場合に、その戸籍上の父親が提起します。


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